ダイコンは別名「自然が生んだ消化剤」とも言われます。
大根は元々日本には存在しなかった植物で、日本にやってきたのは1200年以上前で、古事記や日本書紀にも記載されています。
ダイコンは別名「スズシロ」で、春の七草のひとつです。
細かく分けると薬味代わりの「辛み大根」、皮が紅色の「レディーサラダ」など種類があります。
大根の時期としては年中出回りますが、10~3月が旬です。
また、大根には季節に応じて美味しい食べ方があります。
春~夏の大根は、やや辛みが強いので大根おろしなど生食に向いています。
冬の大根は、みずみずしく柔らかく甘みが増しているので、煮物やおでんにするとよいでしょう。
大根の栄養
ジアスターゼやアミラーゼという消化促進酵素が豊富 です。
ジアスターゼは熱に弱いので、なるべく生のまま食べる方が効果的です。
葉はカロテン、ビタミン類(A・B1・B2・C・P)、カルシウム、ナトリウム、リン、鉄分、食物繊維などが豊富な立派な緑黄色野菜なので、捨てずに活用できます。
葉のビタミンCとカルシウム含有量は、ほうれん草の5倍で、βカロテンの含有量もトップクラス!
葉は油炒め調理でビタミンAとビタミンEの吸収率が7倍になります。
大根の健康効果
大根には以下のような健康効果があると言われています。
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消化促進
健胃作用 (胸やけ・胃もたれを防ぐ・二日酔いの改善・胃痛に)
気管支炎の改善 (咳止め・去痰)
種々のガン細胞発生抑制
発ガン物質の抑制
胃・大腸がん予防
血栓予防
動脈硬化予防
毛細血管強化
初期の風邪の治療補助
風邪予防
食中毒予防
殺菌効果
消炎効果
お通じ改善
美肌
利尿作用
体を冷やす作用(生の大根)
保温効果(干し大根、煮た大根)
骨粗鬆症の予防(切り干し大根)
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大根の選び方
大根を買うときは鮮度に注意して以下のような特徴のものを選びましょう。
- 葉がみずみずしいもの
- 皮にハリとツヤがある
- 葉の近くは青く、他は色が白い
- ひげ根が少なくなめらか
- カット大根は、断面がみずみずしく、きめが細かいもの、スが入ってないもの
大根の保存方法
購入後はすぐに葉と根を別にするようにしましょう。
乾燥はNG!蒸発を防ぐことがポイントです。
根の部分はラップで包むかビニール袋に入れて、野菜室で立てて保存するようにします。
冷凍保存も可能です。
塩もみ冷凍なら、解凍後も味や食感があまり変わりません。
煮物に使うなら軽くゆでたものを冷凍します。
葉は新鮮なうちに、固ゆでして、ラップで包み冷凍保存か、こまかく刻み、軽く炒めてからラップで包み冷凍保存します。
大根の調理
葉
味噌汁・菜飯・炒め物・青汁に使えます。
皮
1~2日乾燥で干し大根に
使いたい時に水で戻して調理します。
上部
淡黄色で辛みが弱くシャキシャキとした歯ざわりでサラダなど生食向きです。
ソフトな辛みの大根おろしにできます。
中部
甘みがあって柔らかい部分で、ふろふき大根、おでんなどの煮物やスープに
下部
繊維質で筋が多く、辛みが強い部分です。
そばの薬味など辛い大根おろし、漬物、切り干し大根に向いています。
また、ぬか漬けにすることでビタミンB1・ビタミンB2・ナイアシンの量が増えます。
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大根おろしにすると加熱に弱い成分(消化酵素やビタミンC)もキッチリとることが可能です。
酢を加えることによって、ビタミンCの減少と辛みを抑えられます。 (酢の代わりに柚子やスダチの絞り汁でもOK)
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大根おすすめの一品
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